IPA過去問ドリル

令和7年度 秋期 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問21

テクノロジ/データベース

データモデルを解釈してオブジェクト図を作成した。解釈の誤りを適切に指摘した記述はどれか。ここで,モデルの表記には UML を用い,オブジェクト図の一部の属性の表示は省略した。

令和7年度 秋期 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問21の図

出典:令和7年度 秋期 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問21

正解:ア

解説

データモデルでは,“顧客”と“注文”の関連は1対多(一人の顧客が複数の注文をもてる),“注文”と“商品”の関連は多対1(一つの商品は複数の注文に対応できるが,一つの注文が対応する商品は一つだけ)と定義されています。オブジェクト図を見ると,“123456:注文”が“47型テレビ:商品”と“2ドア冷蔵庫:商品”の両方にリンクしており,一つの注文が複数の商品に対応してしまっているため,データモデルの多重度制約(注文:商品=多:1)に反する誤りとなっています。

選択肢ごとの解説

  • 正しい。データモデルでは一つの注文は一つの商品にしか対応できないと定義されているにもかかわらず,“123456:注文”が“47型テレビ:商品”と“2ドア冷蔵庫:商品”という複数の商品にリンクしているのは,データモデルの解釈として誤りです。
  • 誤り。データモデルでは一つの商品が複数の注文に対応できる(多重度が多側)と定義されているので,“2ドア冷蔵庫:商品”が複数の注文にリンクしていることは誤りではありません。
  • 誤り。データモデルでは一人の顧客が複数の注文をもてる(多重度が多側)と定義されているので,“A商店:顧客”が複数の注文にリンクしていることは誤りではありません。
  • 誤り。“ドラム式洗濯機:商品”はどの注文からも参照されていませんが,商品側から見た注文との多重度(多側)は0件でも許容されるため,どの注文にもリンクしていないこと自体は誤りではありません。
システム監査技術者の過去問を演習モードで解く