平成24年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問24
テクノロジ/開発技術MISRA-C の説明として,適切なものはどれか。
出典:平成24年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問24
- ア可変長配列,複素数型などをサポートする,ISO が制定した C 言語の規格
- イ協調設計(コデザイン)でシステムをシミュレートするために使用する,C++を利用したシステム記述言語
- ウ車載システムの品質向上を目的に制定された,C 言語実装法のガイドライン
- エスマートフォンの開発などに使用されている,オブジェクト指向の機能をもつ C 言語の上位互換言語
正解:ウ
解説
MISRA-C は,英国の自動車業界団体 MISRA(Motor Industry Software Reliability Association)が策定した C 言語のコーディング規約(実装法のガイドライン)です。C言語には処理系によって動作が変わる部分や,記述ミスを招きやすい機能があるため,車載システムのように高い信頼性が求められる分野でそれらの使用を制限し,品質を確保することを目的としています。現在は自動車以外の組込み分野でも広く参照されています。
選択肢ごとの解説
- ア誤り。可変長配列や複素数型などをサポートする ISO 制定の C 言語規格は,C99(ISO/IEC 9899:1999)の説明です。
- イ誤り。協調設計(コデザイン)でシステムをシミュレートするために使う C++ ベースのシステム記述言語は,SystemC の説明です。
- ウ正しい。車載システムの品質向上を目的に制定された C 言語実装法のガイドラインが MISRA-C です。
- エ誤り。オブジェクト指向機能をもつ C 言語の上位互換言語として,スマートフォン開発などに使われているのは Objective-C の説明です。