平成26年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問17
テクノロジ/システム構成要素操作に不慣れな人も利用するシステムでは,間違ったデータが入力されることが想定される。誤入力が発生しても,プログラムやシステムを異常終了させずに,エラーメッセージを表示して次の操作を促すような設計を何というか。
出典:平成26年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問17
- アフールプルーフ
- イフェールセーフ
- ウフェールソフト
- エフォールトトレランス
正解:ア
解説
フールプルーフとは,操作に不慣れな人が誤った操作や誤ったデータ入力を行っても,システムが異常終了したり危険な状態に陥ったりしないように,あらかじめ誤操作・誤入力を想定して設計する考え方です。誤入力を検出した際にプログラムを異常終了させず,エラーメッセージを表示して利用者に正しい操作をやり直すよう促す設計は,この考え方に基づくものです。
選択肢ごとの解説
- ア正しい。誤入力によってプログラムが異常終了することを防ぎ,エラーメッセージの表示によって利用者に正しい操作をやり直すよう促す設計は,フールプルーフの考え方に基づくものです。
- イ誤り。フェールセーフは,故障や異常が発生した際にシステムを安全な状態に導く設計思想であり,主に人為的な誤入力への対処を指すものではありません。
- ウ誤り。フェールソフトは,システムの一部に障害が発生しても,機能を縮退させながら運転を継続する設計思想であり,誤入力への対処を指すものではありません。
- エ誤り。フォールトトレランスは,構成要素の故障が発生してもシステム全体としては正常に機能し続けられるように,冗長構成などで備える設計思想であり,人為的な誤入力への対処を指すものではありません。