平成29年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問20
テクノロジ/システム構成要素操作に不慣れな人も利用するシステムでは,間違ったデータが入力されることが想定される。誤入力が発生しても,プログラムやシステムを異常終了させずに,エラーメッセージを表示して次の操作を促すような設計を何というか。
出典:平成29年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問20
- アフールプルーフ
- イフェールセーフ
- ウフェールソフト
- エフォールトトレランス
正解:ア
解説
フールプルーフとは,操作に不慣れな人が誤った操作(誤入力)を行ってしまうことをあらかじめ想定し,そのような誤操作が発生してもシステムやプログラムが異常終了したり危険な状態に陥ったりしないように設計する考え方です。具体的には,誤ったデータが入力された場合には,処理を中断させずにエラーメッセージを表示して正しい操作をやり直すよう利用者に促すといった設計が該当します。
選択肢ごとの解説
- ア正しい。フールプルーフは,誤操作や誤入力を想定し,それが発生してもシステムを異常終了させることなく,エラーメッセージの表示などによって次の正しい操作を促すように設計する考え方です。
- イ誤り。フェールセーフは,システムに故障が発生した場合に,被害を最小限に抑えるように安全な状態に制御する設計思想であり,誤入力そのものを想定した操作性の設計とは異なります。
- ウ誤り。フェールソフトは,システムの一部に障害が発生した場合に,その部分を切り離すなどして,機能を縮退させながらもシステム全体の運転を継続させる設計思想であり,誤入力を想定した設計とは異なります。
- エ誤り。フォールトトレランスは,構成要素の一部に故障が発生しても,冗長な構成によってシステム全体としては正常な機能を維持し続ける設計思想であり,誤入力を想定した操作性の設計とは異なります。