令和2年度 10月 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問24
テクノロジ/ヒューマンインタフェースAR(Augmented Reality)技術を用いて疑似体験を得ることができる組込み機器の一つに AR グラスがある。この AR グラスの説明として,適切なものはどれか。
出典:令和2年度 10月 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問24
- ア現実空間に付加情報が合成されて表示され,現実世界が拡張されたように見える。
- イ光源と物体の形状などを基に物体に陰影がつけられ,場所ごとに明るさの違いを設けることによって,物体の立体感が増したように見える。
- ウコンピュータ上に作り出された人工的な環境で,あたかもそこにいるかのように見える。
- エ左右のレンズにあるシャッターを交互に開閉し,視差を人工的に作り出すことによって,脳内で奥行きや立体感を生み出して 3D に見える。
正解:ア
解説
AR グラスは,眼鏡型のディスプレイを通して現実の風景を見ながら,その上に文字や図形などの付加情報を重ねて表示する機器です。これによって現実空間に情報が合成され,現実世界が拡張されたかのように見えるという AR(拡張現実)の体験を得ることができます。
選択肢ごとの解説
- ア正しい。現実空間に付加情報が合成されて表示され,現実世界が拡張されたように見えるのが AR グラスの特徴です。
- イ誤り。光源と物体の形状などを基に陰影をつけて立体感を出す手法は,コンピュータグラフィックスにおけるシェーディング(陰影処理)の説明であり,AR グラス固有の説明ではありません。
- ウ誤り。コンピュータ上に作り出された人工的な環境にあたかもいるかのように見えるのは,VR(Virtual Reality,仮想現実)の説明です。
- エ誤り。左右のレンズのシャッターを交互に開閉して視差を作り出し 3D に見せる方式は,アクティブシャッター方式の 3D 映像表示の説明であり,AR グラスの説明ではありません。