基本情報技術者試験(FE)とは?試験の構成と勉強法
最終更新: 2026-10
基本情報技術者試験(FE)は、ITエンジニアの登竜門とされる国家試験です。IT技術の基礎を幅広く問う試験で、これからエンジニアを目指す人や、新人エンジニアが最初に取り組む区分として定番です。このページでは、試験の構成と勉強法を整理します。
基本情報技術者試験の位置づけ
基本情報技術者試験は、情報処理技術者試験のレベル2にあたります。IT利用者向けの入門区分であるITパスポート(レベル1)の一段上で、ITを「作る側」に必要な基礎知識を問います。
合格は、ITの基礎を体系的に理解している証明になります。就職・転職でのアピールや、応用情報技術者試験(レベル3)へ進むための土台として位置づけられます。
試験の構成
試験は、科目Aと科目Bの2つで構成されます。科目Aは、ITの幅広い知識を四肢択一で問う試験です。科目Bは、アルゴリズムとプログラミング、情報セキュリティを中心に、より考えて解く問題が出ます。
出題範囲は、テクノロジ系・マネジメント系・ストラテジ系に分かれます。中心はテクノロジ系ですが、プロジェクトマネジメントや経営戦略などの分野も出ます。制度の詳細(出題数・試験時間・申込方法)は、IPAの公式サイトで最新の情報を確認してください。
科目A(旧 午前)の勉強法
科目Aは、知識を広く問う試験です。合格ラインは満点の6割程度なので、すべてを完璧にするより、頻出分野を広く押さえるのが効率的です。
学習の中心は過去問演習です。過去に出た論点が、形を変えて繰り返し出題されるため、過去問を解いて、間違えた問題の解説を読み、関連する知識を補う、という進め方が効果的です。当サイトでは、科目Aの土台になる午前問題を分野別に演習でき、全問に選択肢ごとの解説を付けています。
科目B(旧 午後)の勉強法
科目Bは、アルゴリズムとプログラミングが大きな比重を占めます。暗記ではなく、擬似言語で書かれた処理を1行ずつ追って、変数の値がどう変わるかを正確にたどる力が必要です。
対策は、まず擬似言語の記法に慣れること、そして簡単な処理から実際に手で値を追う練習を重ねることです。情報セキュリティの問題は、科目Aで身につけた知識が土台になります。
学習の進め方の目安
まず科目Aの過去問で、ITの基礎知識を広く固めます。これは科目Bの土台にもなります。並行して、科目Bのアルゴリズムに早めに着手すると、苦手意識を作らずに済みます。
直前期は、間違えた問題の復習と、通しで解く時間配分の練習に充てます。新しい分野を広げるより、取れる問題を確実に取る力を固めるのが、合格への近道です。
よくある質問
- プログラミングの経験がなくても合格できますか。
- 可能です。科目Bのアルゴリズムは、特定のプログラミング言語ではなく擬似言語で出題されるため、言語の経験がなくても学べます。ただし、処理を1行ずつ追う練習は必要なので、早めに着手することをおすすめします。
- ITパスポートを飛ばして基本情報から受けてよいですか。
- 基礎から学ぶ意欲があれば問題ありません。IT用語にまったくなじみがない場合は、先にITパスポートで全体像をつかんでおくと、基本情報の学習が進めやすくなります。