過去問ドリル

平成24年度 秋期 ITパスポート試験 問100

テクノロジ/セキュリティ

【中問D(問97〜100の共通文章)】 個人情報の取扱いに関する次の記述を読んで,四つの問いに答えよ。 A 社では,個人情報保護法に従って,個人情報を取り扱っている。 B さんが所属する営業部では,個人の顧客がインターネット上の A 社の Web ページに会員登録することで,商品購入ができるという事業を開始することになった。そこで,B さんは会員登録をする Web ページの仕組みとして,次の事項を考えた。 〔会員登録をする Web ページの仕組み〕 ① 個人情報の利用目的を記述した Web ページを表示し,顧客が同意ボタンを押すと,個人情報を入力する Web ページに移動する。 ② 会員登録の項目としては,氏名,住所,電話番号,生年月日,性別,メールアドレス,ID 及びパスワードがあり,これらは必ず入力してもらう。メールアドレスとパスワードについては,誤入力を防ぐために,同じ情報を 2 度入力してもらう。 ③ Web ページでの個人情報の入力が終了し,送信ボタンを押した後,入力情報を確認する Web ページを表示し,顧客に入力の間違いがないかを確認してもらう。このとき,入力された ID が他の会員によって既に登録されている場合,変更を求める。 ④ 顧客が入力情報を確認し,登録ボタンを押した後,登録したメールアドレス宛に,A 社の会員として登録された旨を伝える電子メール(以下,メールという)を送信する。 ⑤ ②及び③における顧客の PC と A 社の Web サーバとのデータのやり取りは,暗号化による通信を行う。 【設問】A 社では,インターネットサービスプロバイダ(以下,ISP という)のハウジングサービスを使って,Web サーバとデータベースサーバ(以下,DB サーバという)を運用している。会員情報は,ISP の DMZ 内にある Web サーバを経由して,外部から保護された ISP のネットワーク内にある DB サーバに蓄積される。B さんは,会員情報を ISP の Web サーバ又は DB サーバから A 社内の PC に転送する必要があり,その間で個人情報の漏えいが発生しないような仕組みを考えることになった。転送の仕組みとして,適切なものはどれか。

出典:平成24年度 秋期 ITパスポート試験 問100

正解:イ

解説

個人情報を転送する間の漏えいを防ぐには,通信経路を保護することが重要です。VPN は,インターネット上に暗号化された専用の通信路をつくる技術で,これを使って ISP と A 社をつなげば,FTP 自体は暗号化されなくても,VPN の中を通るため盗聴されにくくなります。電子メールや通常の FTP は,そのままでは内容が盗聴されるおそれがあります。

下線の用語は 用語集 で意味を確認できます。

選択肢ごとの解説

  • ア誤り。メールの本文に会員情報をそのまま記載して送ると,経路上で内容を盗み見られるおそれがあります。ウイルスチェックは,漏えいの対策にはなりません。
  • イ正しい。VPN により通信経路が暗号化されるため,FTP を使っても,転送中に個人情報が漏えいしにくくなります。
  • ウ誤り。メールの本文に会員情報をそのまま記載して送ると,経路上で盗聴されるおそれがあります。受信時のウイルスチェックは,漏えいの対策にはなりません。
  • エ誤り。FTP は通信内容を暗号化しないため,ID とパスワードで認証をしても,転送中の個人情報は盗聴されるおそれがあります。
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