LinuCレベル3 セキュリティスペシャリスト 認証・認可 問21
認証・認可/PAM による認証制御PAMの設定ファイルに記述する制御フラグ(control)の動作に関する説明として、正しいものをすべて選べ。
当サイトのオリジナル問題(LinuCレベル3 セキュリティスペシャリストの出題範囲「認証・認可」に対応。実際の試験問題ではありません)
- Arequired は、そのモジュールが失敗した時点で直ちに認証処理を中断し、残りのモジュールを評価せずに失敗の結果を返す
- Brequisite は、そのモジュールが失敗した時点で直ちに認証処理を中断し、残りのモジュールを評価せずに失敗の結果を返す
- Csufficient は、そのモジュールが成功すると、それまでに required のモジュールが失敗していてもその失敗を上書きし、全体を成功にする
- Dsufficient は、そのモジュールが成功し、それまでに required のモジュールが失敗していなければ、残りのモジュールを評価せずに成功を返す
正解:B、D
解説
PAMの制御フラグは、各モジュールの結果がスタック全体の判定にどう影響するかを定めます。requiredはモジュールが失敗しても残りのモジュールの評価を続け、最後にまとめて失敗を返します。requisiteは失敗した時点で直ちに評価を打ち切り、すぐに失敗を返します。sufficientはモジュールが成功し、かつそれまでにrequiredのモジュールが失敗していなければ、残りの評価を省いて成功を返します。ただし、先にrequiredが失敗していた場合はsufficientの成功は無視されます。
選択肢ごとの解説
- A誤り。requiredは失敗を記録しますが、残りのモジュールの評価は続けます。即座に中断するのはrequisiteの動作です。
- B正しい。requisiteはモジュールが失敗した時点で即座に失敗を返し、スタック内の以降のモジュールは評価しません。
- C誤り。sufficientはそれまでのrequiredの失敗を上書きしません。先にrequiredが失敗していれば、sufficientが成功しても全体の結果には影響しません。
- D正しい。sufficientはモジュールが成功し、かつ先行するrequiredがすべて成功している場合に限り、残りの評価を省略して全体を成功とします。