LinuCレベル3 セキュリティスペシャリスト インシデントの検知・防止 問7
インシデントの検知・防止/ホストセキュリティClamAVで /home 以下を再帰的に検査し、マルウェアとして検出されたファイルを削除せずに隔離用のディレクトリ /var/quarantine へ移したい。適切なコマンドはどれか。
当サイトのオリジナル問題(LinuCレベル3 セキュリティスペシャリストの出題範囲「インシデントの検知・防止」に対応。実際の試験問題ではありません)
- Afreshclam --quarantine=/var/quarantine /home
- Bclamscan -r --move=/var/quarantine /home
- Cclamscan -r --remove=yes /home
- Dclamscan -r --infected /home
正解:B
解説
clamscan はコマンドラインから直接ファイルを検査するスキャナーで、-r でディレクトリを再帰的に検査します。--move=DIRECTORY を付けると、検出されたファイルを指定したディレクトリへ移動して隔離できます(コピーを残す --copy もあります)。--remove は検出したファイルを削除するオプションで、誤検知の場合に復元できないため注意が必要です。シグネチャ(ウイルス定義)の更新は freshclam が担い、その設定は freshclam.conf に記述します。
選択肢ごとの解説
- A誤り。freshclam はウイルス定義データベースを更新するコマンドで、ファイルの検査や隔離は行いません。
- B正しい。clamscan の --move で、検出されたファイルを指定したディレクトリへ移して隔離できます。
- C誤り。--remove=yes は検出したファイルを削除するため、隔離ではなく、誤検知の際に復元できません。
- D誤り。--infected(-i)は検出されたファイルだけを表示するオプションで、ファイルの移動は行いません。