過去問ドリル

LinuCレベル4 システムアーキテクト システムアーキテクチャ 問20

システムアーキテクチャ/アーキテクチャの設計原則と主要パターン

全国10拠点の工場から生産データを収集・分析するシステムを設計する。拠点間のWAN帯域は狭く転送コストが高い。また各拠点は独自の生産ルールに基づく前処理が必要で、その処理は拠点内で完結する必要がある。この要件に最も適したシステムの配置方式として適切なものはどれか。

当サイトのオリジナル問題(LinuCレベル4 システムアーキテクトの出題範囲「システムアーキテクチャ」に対応。実際の試験問題ではありません)

正解:C

解説

拠点固有の処理が拠点内で完結し、かつ帯域が狭く転送コストが高い場合は、処理をデータの発生源に近い各拠点に置く分散型が適しています。各拠点でローカルに前処理を完了させ、本社へは集計・分析に必要な最小限のデータだけを転送することで帯域の使用量を抑えられます。全データを集約型で処理する方式や全拠点への完全同期は、狭帯域・高転送コストの制約に反します。プレゼンテーション層のみを拠点に置く構成は、拠点ごとの前処理要件を拠点内で完結させることができません。

選択肢ごとの解説

  • A誤り。WAN帯域が狭く転送コストが高い環境で全データをリアルタイム集約すると、帯域の超過や高コストが問題になります。
  • B誤り。全拠点にフルセットを同期する方式は、狭帯域環境での転送コストがさらに高くなり要件に反します。
  • C正しい。各拠点で前処理を完結させ、本社へは必要最小限のデータだけを送る分散型が、帯域・コスト・処理要件の三つを同時に満たす方式です。
  • D誤り。プレゼンテーション層のみを拠点に置く構成では、拠点固有の前処理を拠点内で完結させるという要件を満たせません。レイヤーとティアの配置は独立しており、前処理のロジックはアプリケーション層に属します。
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