LinuCレベル4 システムアーキテクト システムアーキテクチャ 問8
システムアーキテクチャ/柔軟性を高めるアーキテクチャパターンサービスメッシュやAPIゲートウェイの製品の多くは、コントロールプレーンとデータプレーンを分離した構成をとる。この構成で、コントロールプレーンが一時的に停止した場合の影響の見積もりとして最も適切なものはどれか。
当サイトのオリジナル問題(LinuCレベル4 システムアーキテクトの出題範囲「システムアーキテクチャ」に対応。実際の試験問題ではありません)
- Aすべてのリクエストはコントロールプレーンで振り分け先を決めてから転送されるため、停止中は全通信が止まる
- B各プロキシは受け取り済みの設定で転送を続けるため通信は継続するが、停止中は設定変更や証明書の更新が反映されない
- Cデータプレーンは停止を検知すると暗号化をやめて宛先へ直接送る方式に自動で切り替わり、通信を続ける
- Dデータプレーンがコントロールプレーンの役割を自動的に引き継ぐため、設定の変更も含めて影響は生じない
正解:B
解説
コントロールプレーンは設定・ポリシー・証明書などを管理して各プロキシへ配布する役割、データプレーンは実際のリクエストを転送する役割を担います。個々のリクエストの転送にコントロールプレーンは関与しないため、コントロールプレーンが一時的に止まっても、各プロキシは最後に受け取った設定で転送を続けられます。ただし停止中は、新しいルーティング設定や証明書の更新、新規に起動したプロキシへの設定配布などが行えません。この分離により、管理機能の障害がただちにサービス停止につながらない設計になります。
選択肢ごとの解説
- A誤り。リクエストごとの振り分けはデータプレーンのプロキシが手元の設定で行います。コントロールプレーンを毎回経由する設計では、そこがボトルネックと単一障害点になります。
- B正しい。転送は継続しますが、設定や証明書の配布といった管理機能が停止中は働かないため、長時間の停止は証明書の期限切れなどにつながります。
- C誤り。データプレーンが勝手に暗号化を解除して通信を続けるような動作は、セキュリティポリシーに反するため一般的な設計ではありません。
- D誤り。両者は役割が分かれており、データプレーンが設定の管理・配布を引き継ぐことはありません。停止中の設定変更は反映されません。