過去問ドリル

LinuCレベル4 システムアーキテクト 可用性の設計 問11

可用性の設計/フェイルオーバークラスタ

6台のノードで構成する分散ストレージで、各データを別々の3台に複製して保持している。1台のノードが故障しても人手を介さずに3重の冗長度を回復させたく、回復の間も業務のI/O性能の低下を抑えたい。設計として最も適切なものはどれか。

当サイトのオリジナル問題(LinuCレベル4 システムアーキテクトの出題範囲「可用性の設計」に対応。実際の試験問題ではありません)

正解:B

解説

分散ストレージでは、ノードが故障すると失われた複製を残りのノードに作り直すことで冗長度を自動的に回復させます。そのためには、故障した1台分のデータを受け入れられる空き容量をあらかじめ残りのノードに確保しておく必要があり、使用率を上限近くまで高めると再複製の途中で容量が尽きます。また、再複製は大量のディスクI/Oとネットワーク転送を伴うため、速度を無制限にすると業務のI/Oが大きく劣化します。回復の速さと業務への影響のバランスを取るよう、再複製の帯域や並列度に上限を設けるのが一般的です。

選択肢ごとの解説

  • A誤り。空きが少ないと故障時に再複製先の容量が足りず、冗長度を回復できないうえ、残りのノードが満杯になって書き込みが止まるおそれもあります。
  • B正しい。再複製を受け入れる容量を確保して自動回復を可能にし、転送速度を制限して業務I/Oへの影響も抑えられます。
  • C誤り。計画的な保守の間だけ再複製を止める運用はありますが、故障時にこうすると冗長度が下がったままになり、人手を介さずに回復させる要件を満たしません。
  • D誤り。回復は早まりますが、再複製のI/Oと転送が業務のI/Oを圧迫し、回復中の性能低下を抑える要件を満たしません。
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