IPA過去問ドリル

平成29年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問20

テクノロジ/セキュリティ

内部ネットワーク上の PC からインターネット上の Web サイトを参照するときは,DMZ 上の VDI(Virtual Desktop Infrastructure)サーバにログインし,VDI サーバ上の Web ブラウザを必ず利用するシステムを導入する。インターネット上の Web サイトから内部ネットワーク上の PC へのマルウェアの侵入,及び PC からインターネット上の Web サイトへのデータ流出を防止するのに効果がある条件はどれか。

出典:平成29年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問20

正解:イ

解説

VDI 環境でマルウェアの侵入とデータ流出の両方を防ぐには,PC と VDI サーバ間で許可する通信を画面転送プロトコルのみに限定し,ファイル転送機能などを利用できないようにすることが有効です。これにより,実際の Web 閲覧処理は DMZ の VDI サーバ上で完結し,マルウェアの侵入経路やデータの持ち出し経路を遮断できます。

選択肢ごとの解説

  • 誤り。ファイル転送を許可すると,Web サイトからのマルウェアの侵入や PC からのデータ流出の経路になり得るため,効果がありません。
  • 正しい。画面転送プロトコルだけに限定することで,ファイルのやり取りができなくなり,マルウェアの侵入とデータ流出の両方を防止できます。
  • 誤り。VDI サーバが HTTP 通信を中継すると,PC とインターネット上の Web サイトとの間でデータがやり取りできてしまい,マルウェアの侵入やデータ流出を防げません。
  • 誤り。VDI サーバは PC との間で画面転送プロトコルの通信先そのものであり,これをプロキシとして中継する構成は実際の VDI の仕組みと合致せず,本条件の説明としては適切ではありません。
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