令和元年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問4
テクノロジ/ネットワークスパニングツリープロトコルに関する記述のうち,適切なものはどれか。
出典:令和元年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問4
- アOSI 基本参照モデルにおけるネットワーク層のプロトコルである。
- イブリッジ間に複数経路がある場合,同時にフレーム転送することを可能にするプロトコルである。
- ウブロードキャストフレームを,ブリッジ間で転送しない利点がある。
- エルートブリッジの決定には,ブリッジの優先順位と MAC アドレスが使用される。
正解:エ
解説
スパニングツリープロトコル(STP)は,ブリッジ(スイッチ)間にループが存在するネットワークで冗長な経路をブロッキング状態にし,論理的にループのないツリー構造を作るプロトコルです。ルートブリッジは,ブリッジ優先度と MAC アドレスから成るブリッジ ID の値が最小のブリッジが選出されます。
選択肢ごとの解説
- ア誤り。STP は OSI 参照モデルのデータリンク層(レイヤ 2)で動作するプロトコルであり,ネットワーク層のプロトコルではありません。
- イ誤り。STP はブリッジ間の複数経路のうち一つだけをアクティブにし,他をブロッキング状態にすることでループを防ぐプロトコルです。同時に転送することはできません。
- ウ誤り。STP 自体はブロードキャストフレームの転送有無を制御するものではなく,ループ防止のためにポートを論理的に遮断する仕組みです。
- エ正しい。ルートブリッジは,ブリッジの優先順位と MAC アドレスから構成されるブリッジ ID の値によって決定されます。