令和4年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問6
テクノロジ/ネットワークIPv4 における ICMP のメッセージに関する説明として,適切なものはどれか。
出典:令和4年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問6
- ア送信元が設定したソースルーティングが失敗した場合は,Echo Reply を返す。
- イ転送されてきたデータグラムを受信したルータが,そのネットワークの最適なルータを送信元に通知して経路の変更を要請するには,Redirect を使用する。
- ウフラグメントの再組立て中にタイムアウトが発生した場合は,データグラムを破棄して Parameter Problem を返す。
- エルータでメッセージを転送する際に,受信側のバッファがあふれた場合は Time Exceeded を送り,送信ホストに送信を抑制することを促す。
正解:イ
解説
ICMP Redirect(タイプ 5)は,パケットを受け取ったルータが,同一ネットワーク上により適切な次ホップルータが存在すると判断したときに,送信元ホストへ経路の変更を要請するメッセージです。これによりホストは以降のパケットを最適なルータへ直接送るようになります。
選択肢ごとの解説
- ア誤り。ソースルーティングの失敗時に返るのは Destination Unreachable(コード 5,Source Route Failed)です。Echo Reply は Echo Request への応答です。
- イ正しい。より最適なルータを送信元に通知して経路変更を促すのが Redirect です。
- ウ誤り。フラグメント再組立てのタイムアウトで返るのは Time Exceeded(コード 1)です。Parameter Problem は IP ヘッダのパラメタに誤りがある場合に返ります。
- エ誤り。バッファあふれによる送信抑制の通知は Source Quench です(現在は非推奨)。Time Exceeded は TTL 超過や再組立てタイムアウトで返ります。