平成25年度 秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問5
テクノロジ/開発技術オブジェクト指向におけるデザインパターンに関する記述として,適切なものはどれか。
出典:平成25年度 秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問5
- ア幾つかのクラスに共通する性質を抽出して,一般化したクラスを定義したものである。
- イ同じ性質をもつオブジェクト群を,更にクラスとして抽象化したものである。
- ウオブジェクトの内部にデータを隠蔽し,オブジェクトの仕様と実装を分離したものである。
- エシステムの構造や機能について,典型的な設計上の問題とその解決策を示し,再利用できるようにしたものである。
正解:エ
解説
デザインパターンは,オブジェクト指向設計において繰り返し現れる典型的な設計上の問題と,それに対する実績のある解決策を,再利用可能な形でまとめたものです(代表例が GoF の 23 種類のデザインパターン)。クラスの一般化や抽象化,カプセル化は,デザインパターンを支える基礎的なオブジェクト指向の概念(汎化,抽象化,カプセル化)であり,デザインパターンそのものの定義ではありません。
選択肢ごとの解説
- ア誤り。幾つかのクラスに共通する性質を抽出して一般化したクラスを定義するのは,汎化(クラス継承)の説明であり,デザインパターンの説明ではありません。
- イ誤り。同じ性質をもつオブジェクト群を更にクラスとして抽象化するのは,抽象化(クラス定義)の説明であり,デザインパターンの説明ではありません。
- ウ誤り。オブジェクトの内部にデータを隠蔽し,仕様と実装を分離するのは,カプセル化の説明であり,デザインパターンの説明ではありません。
- エ正しい。システムの構造や機能について,典型的な設計上の問題とその解決策を示し,再利用できるようにしたものが,デザインパターンの説明です。