平成27年度 秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問7
テクノロジ/開発技術オブジェクト指向におけるデザインパターンに関する記述として,適切なものはどれか。
出典:平成27年度 秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問7
- ア幾つかのクラスに共通する性質を抽出して,一般化したクラスを定義したものである。
- イ同じ性質をもつオブジェクト群を,更にクラスとして抽象化したものである。
- ウオブジェクトの内部にデータを隠蔽し,オブジェクトの仕様と実装を分離したものである。
- エシステムの構造や機能について,典型的な設計上の問題とその解決策を示し,再利用できるようにしたものである。
正解:エ
解説
デザインパターンとは,オブジェクト指向によるソフトウェア設計において,過去の経験から見いだされた,システムの構造や機能に関する典型的な設計上の問題とその解決策を,再利用可能な形で整理し,体系化したものです。GoF(Gang of Four)によって整理された 23 種類のデザインパターンなどが広く知られています。
選択肢ごとの解説
- ア誤り。幾つかのクラスに共通する性質を抽出して一般化したクラスを定義することは,クラスの継承(汎化)に関する説明であり,デザインパターンそのものの説明ではありません。
- イ誤り。同じ性質をもつオブジェクト群を更にクラスとして抽象化することは,クラス化(抽象化)に関する説明であり,デザインパターンの説明ではありません。
- ウ誤り。オブジェクトの内部にデータを隠蔽し,仕様と実装を分離することは,カプセル化に関する説明であり,デザインパターンの説明ではありません。
- エ正しい。典型的な設計上の問題とその解決策を示し,再利用できるようにしたものが,デザインパターンの説明です。