平成28年度 秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問1
テクノロジ/開発技術JIS X 0160 で規定しているテクニカルプロセスにおける,システム要求事項分析プロセスの成果はどれか。
出典:平成28年度 秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問1
- アシステムの要素を識別し,定義された要求事項を満たすシステム方式設計が定義されている。
- イシステム要求事項の優先度に従ってシステムを結合するための戦略が,作成されている。
- ウシステム要求事項は,影響のある全ての当事者へ伝えられ,ベースラインとなっている。
- エシステム要求事項への適合を評価するための基準が作成されている。
正解:ウ
解説
JIS X 0160(ソフトウェアライフサイクルプロセス)のテクニカルプロセスにおけるシステム要求事項分析プロセスは,利害関係者要求事項を技術的な観点からシステム要求事項に変換し,それを影響のある全ての当事者(開発者,利用者,運用者など)へ伝達して合意を形成し,以後の開発工程の基準となるベースラインとして確立することを成果とします。システム要求事項をベースライン化することによって,後続の設計プロセスがそれを前提として進められます。
選択肢ごとの解説
- ア誤り。システムの要素を識別し,要求事項を満たすシステム方式設計を定義することは,後続のシステム方式設計プロセスの成果であり,システム要求事項分析プロセスの成果ではありません。
- イ誤り。システム要求事項の優先度に従ってシステムを結合するための戦略を作成することは,システム結合プロセスなど後続工程に関する事項であり,システム要求事項分析プロセスの成果ではありません。
- ウ正しい。システム要求事項が影響のある全ての当事者へ伝えられ,ベースラインとなっていることが,システム要求事項分析プロセスの成果です。
- エ誤り。システム要求事項への適合を評価するための基準を作成することは,妥当性確認や検証に関する活動であり,システム要求事項分析プロセスそのものの成果ではありません。