IPA過去問ドリル

平成29年度 秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問20

テクノロジ/システム構成要素

マルチプロセッサによる並列処理で得られる高速化率(単一プロセッサのときと比べた倍率)E を,次の式によって評価する。r=0.9 のアプリケーションの高速化率が r=0.3 のものの 3 倍となるのは,プロセッサが何台のときか。 E=1/(1-r+r/n) ここで, n:プロセッサの台数(1≦n) r:対象とする処理のうち,並列化が可能な部分の割合(0≦r≦1) とし,並列化に伴うオーバヘッドは考慮しないものとする。

出典:平成29年度 秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問20

正解:エ

解説

E=1/(1-r+r/n) について,r=0.9 のときの E を E₁,r=0.3 のときの E を E₂ とし,E₁=3×E₂ となる n を求めます。E₁=1/(0.1+0.9/n),E₂=1/(0.7+0.3/n) なので,1/(0.1+0.9/n)=3/(0.7+0.3/n) が成り立ちます。両辺の逆数を取って整理すると,0.7+0.3/n=3×(0.1+0.9/n)=0.3+2.7/n となります。移項すると,0.7-0.3=2.7/n-0.3/n,すなわち 0.4=2.4/n となるので,n=2.4/0.4=6 と求まります。

選択肢ごとの解説

  • 誤り。3 台では,設問の条件(E₁=3×E₂)を満たしません。
  • 誤り。4 台では,設問の条件を満たしません。
  • 誤り。5 台では,設問の条件を満たしません。
  • 正しい。式を解くと n=6 となり,このときプロセッサ 6 台で E₁=3×E₂ の条件が成り立ちます。
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