令和6年度 春期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問4
テクノロジ/開発技術オブジェクト指向におけるデザインパターンに関する記述として,適切なものはどれか。
出典:令和6年度 春期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問4
- ア幾つかのクラスに共通する性質を抽出して,一般化したクラスを定義したものである。
- イ同じ性質をもつオブジェクト群を,更にクラスとして抽象化したものである。
- ウオブジェクトの内部にデータを隠蔽し,オブジェクトの仕様と実装とを分離したものである。
- エシステムの構造や機能について,設計上の典型的な問題とその解決策とを示し,再利用できるようにしたものである。
正解:エ
解説
オブジェクト指向におけるデザインパターンは,システムの構造や機能について,設計上繰り返し現れる典型的な問題とその解決策とを類型化して示し,他の設計でも再利用できるようにしたものです。GoF(Gang of Four)が整理した23種類のパターンなどが代表例です。
選択肢ごとの解説
- ア誤り。幾つかのクラスに共通する性質を抽出して一般化したクラスを定義することは,汎化(継承)の説明であり,デザインパターンそのものの定義ではありません。
- イ誤り。同じ性質をもつオブジェクト群を更にクラスとして抽象化することは,クラス化(抽象化)の説明であり,デザインパターンそのものの定義ではありません。
- ウ誤り。オブジェクトの内部にデータを隠蔽し,仕様と実装とを分離することは,カプセル化の説明であり,デザインパターンそのものの定義ではありません。
- エ正しい。設計上の典型的な問題とその解決策とを示し,再利用できるようにしたものが,デザインパターンです。