令和7年度 春期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問24
テクノロジ/セキュリティJPCERTコーディネーションセンター“CSIRTガイド(2021年11月30日)”では,CSIRTの機能をサービス対象によって六つに分類しており,その一つにベンダーチームがある。ベンダーチームの機能とサービス対象の組みとして,適切なものはどれか。 (注:本サイトでは原問題の表を文字表記に変換しています)
出典:令和7年度 春期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問24
- ア機能:インシデント対応の中で,CSIRT間の情報連携,調整を行う。 サービス対象:他のCSIRT
- イ機能:インシデントの傾向分析やマルウェアの解析,攻撃の痕跡の分析を行い,必要に応じて注意喚起する。 サービス対象:関係組織,国又は地域
- ウ機能:自社製品の脆弱性に対応し,パッチ作成や注意喚起を行う。 サービス対象:自組織及び自社製品の利用者
- エ機能:組織内CSIRTの機能の一部又は全部をサービスプロバイダとして,有償で請け負う。 サービス対象:顧客である組織
正解:ウ
解説
JPCERT/CCの“CSIRTガイド”では,CSIRTをサービス対象によって複数のタイプに分類しており,ベンダーチームは自社が開発・販売する製品の脆弱性に対応し,パッチの作成や利用者への注意喚起を行うチームで,サービス対象は自組織及び自社製品の利用者です。
選択肢ごとの解説
- ア誤り。CSIRT間の情報連携・調整を行い,他のCSIRTをサービス対象とするのは,コーディネーションセンターの機能です。
- イ誤り。インシデントの傾向分析やマルウェア解析を行い,関係組織や国・地域を対象に注意喚起するのは,国際連携CSIRT(ナショナルCSIRT)などの機能です。
- ウ正しい。自社製品の脆弱性に対応してパッチ作成や注意喚起を行い,自組織及び自社製品の利用者を対象とするのがベンダーチームです。
- エ誤り。組織内CSIRTの機能を有償で請け負い,顧客である組織を対象とするのは,MSSP(セキュリティ監視サービス提供者)に近い機能です。