令和2年度 10月 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問20
テクノロジ/開発技術組込みシステムの開発における,ハードウェアとソフトウェアのコデザインを適用した開発手法の説明として,適切なものはどれか。
出典:令和2年度 10月 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問20
- アハードウェアとソフトウェアの切分けをシミュレーションによって十分に検証し,その後もシミュレーションを活用しながらハードウェアとソフトウェアを並行して開発していく手法
- イハードウェアの開発とソフトウェアの開発を独立して行い,それぞれの完了後に組み合わせて統合テストを行う手法
- ウハードウェアの開発をアウトソーシングし,ソフトウェアの開発に注力することによって,短期間に高機能の製品を市場に出す手法
- エハードウェアをプラットフォーム化し,主にソフトウェアで機能を差別化することによって,短期間に多数の製品ラインアップを構築する手法
正解:ア
解説
ハードウェアとソフトウェアのコデザイン(協調設計)は,開発の早い段階からシミュレーションを用いてハードウェアとソフトウェアの機能分担(切分け)を十分に検証し,その後の開発工程でもシミュレーションを活用しながら,ハードウェアとソフトウェアを並行して開発していく手法です。両者を独立に開発してから結合する従来の開発に比べ,手戻りを減らし開発期間を短縮できます。
選択肢ごとの解説
- ア正しい。シミュレーションによってハードウェアとソフトウェアの切分けを検証し,並行して開発を進めていく手法がハードウェア・ソフトウェアコデザインです。
- イ誤り。ハードウェアとソフトウェアの開発を独立して行い,完了後に統合テストを行う手法は,コデザインとは逆の,従来型の分離開発の説明です。
- ウ誤り。ハードウェアの開発をアウトソーシングしてソフトウェア開発に注力する手法は,開発の外部委託に関する説明であり,コデザインの本質的な特徴ではありません。
- エ誤り。ハードウェアをプラットフォーム化し,ソフトウェアで機能を差別化する手法は,プロダクトラインなどの製品戦略の説明であり,コデザインの手法そのものの説明ではありません。