令和6年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問4
テクノロジ/コンピュータ構成要素マイコンと,表に示す二つのセンサーとを I²C で接続した。センサーからマイコンへのデータの読込みは,アドレス 1,内部アドレス,アドレス 2 の順にアドレスを送信した後に行う。アドレス 1 は対象センサーアドレスを左に 1 ビットシフトして,LSB を 0 にしたものであり,アドレス 2 は対象センサーアドレスを左に 1 ビットシフトして,LSB を 1 にしたものである。4A,01,4B の順にアドレスを送信したときにマイコンに読み込まれるデータはどれか。ここで,リスタートコンディションは自動的に行われるものとし,アドレスは 16 進数表記である。 センサー:センサーアドレス,内部アドレス,データ ジャイロセンサー:25,00,X 軸角速度 ジャイロセンサー:25,01,Y 軸角速度 加速度センサー:2A,00,X 軸加速度 加速度センサー:2A,01,Y 軸加速度 (注:本サイトでは原問題の表を文字表記に変換しています)
出典:令和6年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問4
- アX 軸角速度
- イX 軸加速度
- ウY 軸角速度
- エY 軸加速度
正解:ウ
解説
アドレス 1(4A=01001010)を対象センサーアドレスに戻すには右に 1 ビットシフトすればよく,4A>>1=0100101=0x25 となり,ジャイロセンサー(アドレス 0x25)への書込み(LSB=0)であることが分かります。続けて内部アドレス 01 を送信しているので,ジャイロセンサーの内部アドレス 01(Y 軸角速度)を指定したことになります。最後にアドレス 2(4B=01001011)を右に 1 ビットシフトすると 4B>>1=0100101=0x25 となり,同じジャイロセンサーへの読出し(LSB=1)であることが分かります。以上から,マイコンに読み込まれるデータは,ジャイロセンサーの内部アドレス 01 に格納された Y 軸角速度です。
選択肢ごとの解説
- ア誤り。X 軸角速度はジャイロセンサーの内部アドレス 00 に対応するデータであり,今回指定された内部アドレス 01(Y 軸角速度)とは異なります。
- イ誤り。X 軸加速度は加速度センサー(アドレス 0x2A)の内部アドレス 00 に対応するデータであり,今回アクセスしたセンサーアドレス 0x25(ジャイロセンサー)とは異なります。
- ウ正しい。アドレス 1,2(4A,4B)はジャイロセンサー(0x25)を指し,内部アドレス 01 は Y 軸角速度を表すデータです。
- エ誤り。Y 軸加速度は加速度センサー(アドレス 0x2A)の内部アドレス 01 に対応するデータであり,今回アクセスしたセンサーアドレス 0x25(ジャイロセンサー)とは異なります。