令和7年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問24
テクノロジ/セキュリティIoT 機器においてもセキュリティ対応は重要であり,脆弱性対策の一つに耐タンパ性を高める方法がある。耐タンパ性を高める方法として,適切なものはどれか。
出典:令和7年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問24
- アIoT 機器の内部構造や動作状態の解析を困難にする機構をもたせる。
- イ障害が発生することを前提にして,冗長性をもたせる。
- ウ電気用品安全法で定めた技術基準に適合させる。
- エフィルターを用いて電源ラインから侵入するノイズを抑制する。
正解:ア
解説
耐タンパ性とは,機器の内部構造や動作状態,格納されているデータや鍵情報などを外部から解析・改ざんされにくくする性質です。IoT 機器では,内部構造の解析やリバースエンジニアリングを困難にする物理的・論理的な機構(暗号化,難読化,専用チップ化,封止構造など)を備えることによって耐タンパ性を高めます。
選択肢ごとの解説
- ア正しい。IoT 機器の内部構造や動作状態の解析を困難にする機構をもたせることは,耐タンパ性を高める代表的な方法です。
- イ誤り。障害の発生を前提に冗長性をもたせることは,可用性や信頼性を高める設計であり,内部情報の解析・改ざんへの耐性を高める耐タンパ性の対策ではありません。
- ウ誤り。電気用品安全法の技術基準への適合は,電気製品としての安全規格への準拠であり,耐タンパ性を高める方法ではありません。
- エ誤り。電源ラインのノイズをフィルターで抑制することは,電磁両立性(EMC)対策であり,耐タンパ性を高める方法ではありません。