LinuCレベル2 システムの起動とLinuxカーネル 問26
システムの起動とLinuxカーネル/システム起動のカスタマイズsystemd-deltaコマンドの用途として適切なものはどれか。
当サイトのオリジナル問題(LinuCレベル2の出題範囲「システムの起動とLinuxカーネル」に対応。実際の試験問題ではありません)
- A起動処理の各ユニットにかかった時間を、時間のかかった順に一覧表示する
- Bユニットファイルの文法を検査し、誤りのある行と内容を指摘して表示する
- C前回の起動と今回の起動で、有効化されたユニットの差分を一覧表示する
- D/etc等で配布元のユニットファイルを上書き・拡張している設定を一覧表示する
正解:D
解説
systemd-deltaは、/usr/lib/systemd/等にある配布元の設定ファイルが、/etc/systemd/や/run/systemd/に置いた同名ファイルやドロップイン(.d/ディレクトリ内の.conf)によって上書き・拡張・マスクされている箇所を一覧表示するコマンドです。出力には[OVERRIDDEN]、[EXTENDED]、[MASKED]などの種別が付くため、どのユニットに管理者やパッケージの変更が入っているかを把握するのに役立ちます。起動時間の分析はsystemd-analyze blame、ユニットファイルの検査はsystemd-analyze verifyが担当します。
選択肢ごとの解説
- A誤り。これはsystemd-analyze blameの説明です。systemd-deltaは起動時間を扱いません。
- B誤り。これはsystemd-analyze verifyの説明です。systemd-deltaは文法の検査ではなく、上書き関係を表示します。
- C誤り。systemd-deltaは起動ごとの差分を比べるコマンドではありません。比べるのは配布元と上書き側の設定ファイルです。
- D正しい。配布元のユニットファイルに対する上書き(OVERRIDDEN)やドロップインによる拡張(EXTENDED)、マスクなどを一覧表示します。