LinuCレベル2 システムの起動とLinuxカーネル 問27
システムの起動とLinuxカーネル/Linuxカーネルの構成要素カーネルのソースツリー(/usr/src/linux/等)に含まれるDocumentation/ディレクトリの説明として適切なものはどれか。
当サイトのオリジナル問題(LinuCレベル2の出題範囲「システムの起動とLinuxカーネル」に対応。実際の試験問題ではありません)
- Aカーネルの各サブシステムや起動パラメータ、ドライバについての公式な文書が収められている
- Bカーネルのビルドで生成された、モジュールのオブジェクトファイルが収められている
- Cmakeの各ターゲットが参照する、アーキテクチャごとの既定の.configが収められている
- Dインストール済みのカーネルごとに、モジュールと依存関係の一覧が収められている
正解:A
解説
カーネルのソースツリーのDocumentation/ディレクトリには、カーネル開発者自身が書いた公式の文書が収められています。管理者向けの文書(起動パラメータの一覧を含むadmin-guide等)、各サブシステムやドライバの説明、sysctlで変更できるパラメータの説明などが含まれ、カーネルの挙動を一次情報で確かめるときの拠り所になります。文書はreStructuredText形式で書かれており、make htmldocs等でHTMLに変換することもできます。
選択肢ごとの解説
- A正しい。Documentation/にはカーネルの公式文書が収められ、起動パラメータやサブシステムの説明を参照できます。
- B誤り。モジュールのオブジェクトファイルは各ドライバのソースと同じディレクトリに生成され、Documentation/には置かれません。
- C誤り。アーキテクチャごとの既定の設定(defconfig)はarch/<アーキテクチャ>/configs/等に置かれます。
- D誤り。これは/lib/modules/<カーネルバージョン>/の説明で、ソースツリーのDocumentation/ではありません。