LinuCレベル2 システムの起動とLinuxカーネル 問31
システムの起動とLinuxカーネル/システム起動のカスタマイズ/etc/fstabの記述ミスでローカルファイルシステムのマウントに失敗し、rescue.targetまで到達できなくなった。より少ない構成要素でシェルを得るために、GRUBでカーネルコマンドラインへ追加する指定として適切なものはどれか。
当サイトのオリジナル問題(LinuCレベル2の出題範囲「システムの起動とLinuxカーネル」に対応。実際の試験問題ではありません)
- Asystemd.unit=rescue.target
- Bsystemd.unit=emergency.target
- Csystemd.unit=multi-user.target
- Dsystemd.unit=basic.target
正解:B
解説
emergency.targetは、ほかのサービスやマウントを取り込まずに緊急用シェルを起動する、systemdで最も最小限の起動状態です。rescue.targetはローカルファイルシステムのマウントを含む基本的なシステム(sysinit.target)を起動してからシェルを出すため、fstabの誤りでマウントが失敗すると到達できません。emergency.targetではルートファイルシステムは読み取り専用のままのことが多いので、修正の前にmount -o remount,rw /で書き込み可能にします。
選択肢ごとの解説
- A誤り。rescue.targetはローカルファイルシステムのマウントを前提とするため、fstabの誤りでマウントに失敗する状況では到達できません。
- B正しい。emergency.targetはほかのマウントやサービスを取り込まずに緊急用シェルを起動します。
- C誤り。multi-user.targetは通常のマルチユーザー環境で、rescue.targetより多くのユニットを必要とします。
- D誤り。basic.targetは起動処理の途中段階を表すターゲットで、シェルを提供するものではありません。