オリジナル問題 LinuCレベル2試験 問題 問6
DNSサーバー/セキュアなDNSサーバーの実現BINDをchroot環境で稼働させる目的として適切なものはどれか。
出典:オリジナル問題 LinuCレベル2試験 問題 問6
- Aゾーン転送を自動的に暗号化するため
- BDNSの応答速度を向上させるため
- CDHCPとの連携を強化するため
- D万が一named(BINDのデーモン)が侵害された場合に、プロセスがアクセスできるファイルシステムの範囲を限定し、被害の拡大を防ぐ
正解:D
解説
chroot環境でBINDを稼働させると、namedプロセスが参照できるファイルシステムのルートが限定されたディレクトリに制限されます。これにより、万が一namedが侵害されても、攻撃者がアクセスできる範囲がchroot内に限定され、システム全体への被害拡大を防ぐ効果があります。
選択肢ごとの解説
- A誤り。ゾーン転送の認証・改ざん検知はTSIG等の別の仕組みで実現されるものであり(TSIGは暗号化ではなく認証のための仕組みです)、いずれにせよchrootの目的ではありません。
- B誤り。chrootはアクセス範囲を制限する仕組みであり、DNSの応答速度向上が主目的ではありません。
- C誤り。DHCPとの連携強化とchroot環境の利用は無関係です。
- D正しい。chroot環境は、namedが侵害された場合の被害範囲をファイルシステム上で限定するセキュリティ対策です。