LinuCレベル3 プラットフォームスペシャリスト プラットフォームの最適化 問9
プラットフォームの最適化/カーネルパラメータによるリソース最適化障害時の動作やプロセスの資源に関わるカーネルパラメータの説明として、正しいものをすべて選べ。
当サイトのオリジナル問題(LinuCレベル3 プラットフォームスペシャリストの出題範囲「プラットフォームの最適化」に対応。実際の試験問題ではありません)
- Akernel.core_patternの先頭を「|」にすると、コアダンプをファイルではなく指定したプログラムの標準入力へ渡せる
- Bvm.panic_on_oomを0にすると、メモリ不足の際にOOM Killerを動かさず、ただちにカーネルパニックを起こす
- Ckernel.panicに正の値Nを設定すると、カーネルパニックが発生してからN秒後にシステムが自動的に再起動する
- Dfs.nr_openは、1つのプロセスがオープンできるファイルディスクリプタ数として設定可能な値の上限を決める
正解:A、C、D
解説
kernel.core_patternはコアダンプの出力先を指定するパラメータで、先頭が「|」のときは残りをコマンドとして起動し、コアダンプをその標準入力へ渡します(systemd-coredumpはこの仕組みを使います)。kernel.panicはパニック後に再起動するまでの秒数で、0なら再起動せずに停止したままになります。vm.panic_on_oomは既定値の0でOOM Killerがプロセスを選んで停止させ、1にするとシステム全体のメモリ不足でパニックを起こし(cpuset等で制限された範囲のOOMではOOM Killerが動く)、2にすると常にパニックを起こします。fs.nr_openは、ulimit -n(RLIMIT_NOFILE)で設定できる値の上限で、システム全体の総数を決めるfs.file-maxとは別のパラメータです。
選択肢ごとの解説
- A正しい。core_patternの先頭を「|」にすると、コアダンプを指定したプログラムへパイプで渡せます。
- B誤り。panic_on_oomが0(既定値)のときはOOM Killerが動作します。パニックを起こすのは1または2を設定した場合です。
- C正しい。kernel.panicに正の値を設定すると、パニック後その秒数が経過してから自動的に再起動します。
- D正しい。fs.nr_openは、プロセスごとのオープンファイル数の上限(RLIMIT_NOFILE)に設定できる値の最大値を決めます。