過去問ドリル

LinuCレベル3 プラットフォームスペシャリスト 仮想化基盤の構築 問20

仮想化基盤の構築/仮想ディスクとQEMUの操作

共通のベースイメージ base.qcow2 には手を加えずに共有し、仮想マシンvm1からの書き込みは別ファイルに記録されるようにしたい。vm1用の新しいディスクイメージを作成するコマンドとして適切なものはどれか。

当サイトのオリジナル問題(LinuCレベル3 プラットフォームスペシャリストの出題範囲「仮想化基盤の構築」に対応。実際の試験問題ではありません)

正解:A

解説

qemu-img createの -b でバッキングファイルを指定すると、base.qcow2を土台とするオーバーレイ(差分)イメージが作られます。vm1の書き込みはvm1.qcow2にだけ記録され、base.qcow2は読み出し専用の土台として複数の仮想マシンで共有できます。-F はバッキングファイルの形式を明示するオプションで、最近のQEMUでは省略すると警告やエラーになるため指定しておきます。作成後は qemu-img info vm1.qcow2 でバッキングファイルの設定を確認できます。

選択肢ごとの解説

  • A正しい。-b でバッキングファイルを、-F でその形式を指定し、差分だけを持つオーバーレイイメージを作成します。
  • B誤り。convertはイメージの内容を丸ごと読み出して新しいファイルに書き出すため、ベースと独立した完全な複製になり、差分だけを持つディスクにはなりません。
  • C誤り。rebaseは既に存在するイメージのバッキングファイルを付け替えるサブコマンドで、新しいディスクを作成するものではありません。
  • D誤り。snapshot -c はbase.qcow2自体の中に内部スナップショットを作るもので、ベースに手を加えることになり、vm1用の別ファイルも作られません。
LinuCレベル3 プラットフォームスペシャリストの問題を演習モードで解く