LinuCレベル3 プラットフォームスペシャリスト 仮想化基盤の構築 問15
仮想化基盤の構築/仮想ディスクとQEMUの操作仮想マシンにvirtio-balloonデバイスを組み込むことで実現できることとして適切なものはどれか。
当サイトのオリジナル問題(LinuCレベル3 プラットフォームスペシャリストの出題範囲「仮想化基盤の構築」に対応。実際の試験問題ではありません)
- Aゲストのディスクイメージを稼働中に拡張し、ファイルシステムのサイズ変更まで自動で行える
- BゲストのvCPUを稼働中に追加し、増えたvCPUをゲストOS側で自動的にオンラインにできる
- Cゲストに割り当てたメモリの一部を稼働中にホスト側へ回収し、他の仮想マシンへ回せる
- Dゲストのメモリを常にNUMAノードの境界にそろえて配置し、リモートメモリへのアクセスを防げる
正解:C
解説
メモリバルーニングは、ゲスト内のバルーンドライバがメモリを確保して「風船を膨らませる」ことで、その分のメモリをホストへ返却する仕組みです。virsh setmem等でゲストのメモリ量を稼働中に増減でき、ホストのメモリを複数の仮想マシンで融通できます。ただし、構成XMLで定めた最大メモリ量を超えて増やすことはできません。
選択肢ごとの解説
- A誤り。ディスクの拡張はqemu-img resizeやvirsh blockresizeで行い、ゲスト側のパーティション・ファイルシステムの拡張は別途必要です。バルーンとは無関係です。
- B誤り。これはCPUホットプラグの説明です。virtio-balloonはメモリ量の調整のためのデバイスです。
- C正しい。バルーンドライバがゲストのメモリを確保してホストへ返すことで、稼働中にメモリ量を調整できます。
- D誤り。NUMAを意識した配置はvCPUのピン留めやNUMAトポロジーの設定で行うもので、バルーニングの機能ではありません。