LinuCレベル3 プラットフォームスペシャリスト 仮想化基盤の構築 問35
仮想化基盤の構築/仮想ディスクとQEMUの操作停止中の仮想マシンが使うqcow2形式のディスクイメージ vm.qcow2 に対し、容量を20GB増やしたい。コマンドとして適切なものはどれか。
当サイトのオリジナル問題(LinuCレベル3 プラットフォームスペシャリストの出題範囲「仮想化基盤の構築」に対応。実際の試験問題ではありません)
- Aqemu-img resize vm.qcow2 +20G
- Bqemu-img convert -O qcow2 vm.qcow2 vm-larger.qcow2
- Cqemu-img create -f qcow2 -b vm.qcow2 -F qcow2 vm-ext.qcow2 20G
- Dqemu-img rebase -b /dev/null vm.qcow2
正解:A
解説
qemu-img resize はディスクイメージのサイズを変更するコマンドです。+20G のように「+」を付けると現在のサイズに加算し、絶対値(例: 60G)を指定すると指定サイズに変更します。qcow2 の拡張はVMが停止した状態で行います。なお、イメージを拡張しても、ゲストOS内のパーティションやファイルシステムは変わらないため、ゲスト側で growpart や resize2fs 等を使って別途拡張する必要があります。縮小は通常の qcow2 ではサポートされず、データ消失のリスクがあります。
選択肢ごとの解説
- A正しい。qemu-img resize vm.qcow2 +20G で、既存イメージのサイズに 20GB を加算して拡張できます。
- B誤り。qemu-img convert はイメージのフォーマット変換や圧縮を行うコマンドです。サイズを指定して拡張する機能はありません。
- C誤り。-b を使うと vm.qcow2 をバッキングファイルとするオーバーレイイメージを新規に作成します。既存の vm.qcow2 のサイズは変わりません。
- D誤り。qemu-img rebase はイメージのバッキングファイルを変更するコマンドです。-b /dev/null を指定するとバッキングファイルなしの状態に変換しますが、イメージのサイズは変わりません。