LinuCレベル3 セキュリティスペシャリスト インシデントの検知・防止 問12
インシデントの検知・防止/ホストセキュリティClamAVのシグネチャ(ウイルス定義データベース)の管理に関する説明として適切なものはどれか。
当サイトのオリジナル問題(LinuCレベル3 セキュリティスペシャリストの出題範囲「インシデントの検知・防止」に対応。実際の試験問題ではありません)
- Aclamscanは検査を始めるたびにインターネットから最新のシグネチャを取得するため、定義を更新する作業は不要である
- Bfreshclamがミラーからmain・daily等のデータベースを取得して更新し、定期的な更新はサービス等で自動実行させる
- CシグネチャはClamAV本体のパッケージにだけ含まれるため、定義を更新するにはパッケージを再インストールする必要がある
- Dfreshclamは検出したファイルを隔離ディレクトリへ移すコマンドで、シグネチャの更新はclamdが検査のたびに自動で行う
正解:B
解説
ClamAVは、既知のマルウェアの特徴を集めたシグネチャのデータベース(main.cvd、daily.cvd、bytecode.cvdなど)と照合して検出を行います。データベースの取得と更新はfreshclamが行い、設定は freshclam.conf に記述します。定期的な更新は、freshclamをデーモンとして動かすサービス(clamav-freshclam等)やcronで自動化するのが一般的です。更新後、freshclamは稼働中のclamdへデータベースの再読み込みを通知できます。検出したファイルの隔離は、clamscanの --move 等で行います。
選択肢ごとの解説
- A誤り。clamscanは手元のデータベースを読み込んで検査するだけで、シグネチャの取得は行いません。更新はfreshclamで行います。
- B正しい。freshclamがデータベースをミラーから取得して更新し、サービスやcronで定期的に実行させます。
- C誤り。シグネチャはパッケージとは別に配布されており、freshclamで本体とは独立して更新できます。
- D誤り。freshclamはデータベースを更新するコマンドで、ファイルの隔離は行いません。隔離はclamscanの --move 等で行います。