LinuCレベル4 システムアーキテクト 性能・拡張性の設計 問13
性能・拡張性の設計/性能見積もりと評価文書管理システムのストレージ容量を見積もる。稼働開始時のデータ量は500GBで、毎月20GBずつ増える見込みである。データは削除せず、5年間の運用に耐える容量を最初に用意したい。また、ファイルシステムの使用率は性能と運用の余裕を考えて70%以下に保つ方針である。必要な容量の見積もりとして最も適切なものはどれか。
当サイトのオリジナル問題(LinuCレベル4 システムアーキテクトの出題範囲「性能・拡張性の設計」に対応。実際の試験問題ではありません)
- A約857GB
- B約1,190GB
- C約1,700GB
- D約2,430GB
正解:D
解説
5年後のデータ量は、初期の500GBに毎月の増分20GB×60か月=1,200GBを加えた1,700GBです。使用率を70%以下に保つには、この1,700GBが容量の70%に収まる必要があるため、1,700GB÷0.7≒2,430GBが必要な容量になります。サイジングでは、総データ量と増分の傾向から将来のデータ量を求め、さらに運用上の余裕(使用率の上限)を見込んで割り戻します。実際にはバックアップやスナップショットの領域、増分の傾向の変化も考慮に入れます。
選択肢ごとの解説
- A誤り。増分を年単位(20GB×5)として600GBとし、それを0.7で割った値です。増分は毎月20GBなので、60か月分を加える必要があります。
- B誤り。5年後のデータ量1,700GBに0.7を掛けた値です。使用率を70%以下に保つには、0.7を掛けるのではなく0.7で割って容量を求めます。
- C誤り。5年後のデータ量そのものです。この容量では5年後に使用率が100%になり、70%以下に保つ方針を満たせません。
- D正しい。(500GB+20GB×60)÷0.7=1,700GB÷0.7≒2,430GBです。