平成28年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問5
テクノロジ/ネットワークネットワークの QoS を実現するために使用されるトラフィック制御方式に関する説明のうち,適切なものはどれか。
出典:平成28年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問5
- ア通信を開始する前にネットワークに対して帯域などのリソースを要求し,確保の状況に応じて通信を制御することを,アドミッション制御という。
- イ入力されたトラフィックが規定された最大速度を超過しないか監視し,超過分のパケットを破棄するか優先度を下げる制御を,シェーピングという。
- ウパケットの送出間隔を調整することによって,規定された最大速度を超過しないようにトラフィックを平準化する制御を,ポリシングという。
- エフレームの種類や宛先に応じて優先度を変えて中継することを,ベストエフォートという。
正解:ア
解説
アドミッション制御は,通信を開始する前にネットワークに対して帯域などのリソースを要求し,確保できるかどうかの状況に応じて通信の受入れを制御する仕組みです。QoS を実現するトラフィック制御には,このほかにポリシング(規定速度超過分の破棄・優先度低下)やシェーピング(送出間隔の調整による平準化)などがあります。
選択肢ごとの解説
- ア正しい。事前にリソースを要求し,確保状況に応じて通信を制御するのがアドミッション制御です。
- イ誤り。この記述は超過トラフィックを破棄・優先度低下させる制御であり,これはポリシングと呼ばれます。シェーピングではありません。
- ウ誤り。この記述は送出間隔の調整によってトラフィックを平準化する制御であり,これはシェーピングと呼ばれます。ポリシングではありません。
- エ誤り。フレームの種類や宛先に応じて優先度を変えて中継するのは優先制御であり,ベストエフォートとは,帯域や遅延を保証しない通常の通信方式を指します。