平成27年度 秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問22
ストラテジ/企業活動我が国における,連結の対象となる子会社の範囲を決定する基準はどれか。
出典:平成27年度 秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問22
- ア営業循環基準
- イ影響力基準
- ウ支配力基準
- エ持株基準
正解:ウ
解説
我が国の企業会計基準では,連結財務諸表を作成する際の連結の範囲を決定する基準として,支配力基準が採用されています。支配力基準は,議決権の所有割合が50%を超えているかどうかだけでなく,40%以上50%以下であっても,役員の派遣や資金調達面での関係などから見て,親会社が他の会社の意思決定機関を実質的に支配していると認められる場合には,その会社を子会社として連結の対象に含めるという考え方です。
選択肢ごとの解説
- ア誤り。営業循環基準は,資産・負債を貸借対照表上で流動・固定に分類する際の基準であり,連結対象となる子会社の範囲を決定する基準ではありません。
- イ誤り。影響力基準は,関連会社(持分法適用会社)の範囲を決定する際に用いられる考え方に近く,子会社の範囲を決定する基準そのものの名称ではありません。
- ウ正しい。議決権の所有割合だけでなく,実質的な意思決定機関の支配の有無によって子会社の範囲を判定する支配力基準が,我が国における連結の対象となる子会社の範囲を決定する基準です。
- エ誤り。持株基準は,議決権の過半数を所有しているかどうかのみに着目する考え方であり,実質的な支配関係も考慮する我が国の現行の連結基準(支配力基準)とは異なります。