AZ-305:Designing Microsoft Azure Infrastructure Solutions ビジネス継続性ソリューションの設計 問2
ビジネス継続性ソリューションの設計/バックアップとディザスターリカバリーの設計ある企業の受注管理システムは Azure SQL Database(vCore モデル・General Purpose)を使用しています。運用担当者の操作ミスで 3 週間前の特定時刻より後のデータが誤って更新された場合に、その直前の時点へデータベースを戻せる必要があります。さらに、監査要件として毎年同じ時期(年末付近)のバックアップを 7 年間保管しなければなりません。運用負荷を抑えつつ要件を満たす設計として最も適切なものはどれか。
当サイトのオリジナル問題(AZ-305:Designing Microsoft Azure Infrastructure Solutionsの出題範囲「ビジネス継続性ソリューションの設計」に対応。実際の試験問題ではありません)
- A既定の自動バックアップのみを使用し、障害時はジオ リストアで最新のバックアップから復元する。
- Bポイントインタイム リストアの保持期間を 35 日に設定し、年次バックアップを 7 年間保持する長期リテンション(LTR)ポリシーを構成する。
- C別リージョンにアクティブ geo レプリケーションのセカンダリを作成し、誤更新の前に切り離した状態でセカンダリを 7 年間保持する。
- D毎週 BACPAC ファイルをエクスポートする運用ジョブを作成し、7 年分の BACPAC をストレージ アカウントに保存する。
正解:B
解説
Azure SQL Database の自動バックアップは、ポイントインタイム リストア(PITR)用に 1〜35 日の範囲で保持期間を設定できます(既定は 7 日)。3 週間前の時点へ戻すには、この保持期間を延長する必要があります。さらに年次バックアップを 7 年間保管する要件は、長期リテンション(LTR)ポリシーで対象週(年末付近)の年次バックアップの保持期間を最大 10 年まで設定して満たします。アクティブ geo レプリケーションやフェールオーバー グループは可用性・DR のための機能で、過去の特定時点への復元や長期保管の代わりにはなりません。BACPAC は手動運用が必要でトランザクション整合性も保証されず、運用負荷を抑える要件に合いません。
選択肢ごとの解説
- A誤り。既定の PITR 保持期間は 7 日で、3 週間前の時点には戻せません。ジオ リストアは地域障害時の復旧手段であり、長期保管の要件も満たしません。
- B正しい。PITR の保持期間を 35 日まで延長して 3 週間前への復元に備え、LTR ポリシーの年次保持(対象週を年末付近に指定・保持 7 年)を構成することで監査要件を運用負荷なく満たせます。
- C誤り。geo レプリケーションのセカンダリはプライマリと継続的に同期されるレプリカで、誤更新も複製されます。切り離した状態を 7 年間維持する設計はバックアップの代わりとして不適切で、コストも過大です。
- D誤り。BACPAC のエクスポートは手動に近い運用が必要で、稼働中のデータベースではトランザクション整合性が保証されません。週次では 3 週間前の任意の時点にも戻せず、LTR より運用負荷が高くなります。