過去問ドリル

AZ-305:Designing Microsoft Azure Infrastructure Solutions ビジネス継続性ソリューションの設計 問1

ビジネス継続性ソリューションの設計/バックアップとディザスターリカバリーの設計

東日本リージョンの Azure 仮想マシン約 40 台で基幹システムを運用しています。東日本リージョン全体が停止した場合でも、復旧時間目標(RTO)は 1 時間、復旧ポイント目標(RPO)は数分以内とし、別リージョンで業務を再開できる必要があります。既存の VM 構成や接続順序を変更せず、年に 1 回は本番に影響を与えずに復旧手順を検証することも求められています。この要件に対する設計として最も適切なものはどれか。

当サイトのオリジナル問題(AZ-305:Designing Microsoft Azure Infrastructure Solutionsの出題範囲「ビジネス継続性ソリューションの設計」に対応。実際の試験問題ではありません)

正解:A

解説

RPO が数分、RTO が 1 時間という要件では、バックアップからの復元では間に合いません。Azure Site Recovery は VM をセカンダリ リージョンへ継続的にレプリケートし、フェールオーバー時にレプリカから起動するため、RPO を数分に抑えられます。復旧計画(Recovery Plan)で VM の起動順序や手順を定義でき、テスト フェールオーバーは本番とレプリケーションに影響を与えずにドリルを実施できます。Azure Backup は特定時点のデータ保護(データの誤削除やランサムウェア対策)が目的で、RPO は取得間隔、RTO は復元時間に依存します。可用性ゾーンは 1 リージョン内のデータセンター障害への耐性を提供する機能で、リージョン全体の障害には対応しません。

選択肢ごとの解説

  • A正しい。Azure Site Recovery の継続的レプリケーションと復旧計画、テスト フェールオーバーで、RPO/RTO と無停止の訓練検証の要件を満たします。
  • B誤り。Azure Backup は特定時点のデータ保護が目的で、VM の取得間隔は Enhanced ポリシーでも最短 4 時間です。RPO は数分に届かず、復元の所要時間も 40 台では 1 時間以内に収める根拠がなく、復旧計画による順序制御もありません。
  • C誤り。Enhanced ポリシーで取得間隔を短くしても RPO は数時間単位です。バックアップからの復元は新規 VM の作成を伴い、RTO と RPO のどちらの目標も満たせません。
  • D誤り。可用性ゾーンは同一リージョン内のデータセンター障害からの保護であり、東日本リージョン全体の停止には効果がありません。また、既存構成を変更しない要件にも反します。
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