過去問ドリル

AZ-305:Designing Microsoft Azure Infrastructure Solutions ビジネス継続性ソリューションの設計 問3

ビジネス継続性ソリューションの設計/高可用性の設計

東日本リージョンで稼働する在庫管理アプリが Azure SQL Database(vCore モデル)を使用しています。要件は、東日本リージョン内の 1 つのデータセンター(ゾーン)で障害が発生しても、データ損失なしで自動的にデータベースが利用可能な状態を保つこと、およびアプリケーションの接続文字列やコードを変更しないことです。リージョン全体の障害対策は別途検討するため、今回の対象外とします。この要件を満たす設計として最も適切なものはどれか。

当サイトのオリジナル問題(AZ-305:Designing Microsoft Azure Infrastructure Solutionsの出題範囲「ビジネス継続性ソリューションの設計」に対応。実際の試験問題ではありません)

正解:C

解説

Azure SQL Database のゾーン冗長構成では、データが同一リージョン内の複数の可用性ゾーンへ同期的に複製され、計算も別ゾーンへ切り替えられます。ゾーン障害時はデータ損失なく自動で別ゾーンへ切り替わり、接続文字列も変わりません。フェールオーバー グループやアクティブ geo レプリケーションは別リージョンへ非同期で複製する機能であり、フェールオーバー時にデータ損失(RPO が 0 でない)が生じる可能性があります。ジオ リストアはジオ冗長バックアップからの復元で、RPO・RTO ともに大きくなります。リージョン内のゾーン障害に対する可用性を高める設計としてはゾーン冗長が適切です。

選択肢ごとの解説

  • A誤り。フェールオーバー グループは別リージョンへの非同期レプリケーションで、強制フェールオーバーではデータ損失が発生し得ます。要件はリージョン内のゾーン障害への自動対応であり、リージョン間の DR 機能は目的に合いません。
  • B誤り。アクティブ geo レプリケーションも非同期で、フェールオーバーは手動です。データ損失なしという要件を保証できず、接続先の切り替えも必要になります。
  • C正しい。ゾーン冗長構成では複数の可用性ゾーンにまたがってデータが同期的に保持され、ゾーン障害時もデータ損失なしで自動的に切り替わり、接続文字列は変わりません。
  • D誤り。ジオ リストアは地域的な障害後にバックアップから別リージョンへ復元する手段です。復元に時間がかかり、直近のデータが失われる可能性があるため、データ損失なしの自動切り替えにはなりません。
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