AZ-305:Designing Microsoft Azure Infrastructure Solutions ビジネス継続性ソリューションの設計 問7
ビジネス継続性ソリューションの設計/高可用性の設計東日本リージョンで、社内向け Web アプリケーションの Web 層を 6 台の Azure VM で運用します。リージョンは可用性ゾーンに対応しています。要件は、いずれか 1 つの可用性ゾーンで障害が発生しても Web 層のサービスを継続でき、ロード バランサーの入口も含めて単一障害点を作らないことです。リージョン全体の障害は今回の対象外とします。この要件を満たす設計として最も適切なものはどれか。
当サイトのオリジナル問題(AZ-305:Designing Microsoft Azure Infrastructure Solutionsの出題範囲「ビジネス継続性ソリューションの設計」に対応。実際の試験問題ではありません)
- A6 台の VM を 1 つの可用性セットに配置して障害ドメインと更新ドメインに分散し、Standard ロード バランサーで負荷分散する。
- B6 台の VM を 3 つの可用性ゾーンへ均等に分散して配置し、ゾーン冗長のフロントエンド IP を持つ Standard ロード バランサーで負荷分散する。
- C6 台の VM をすべてゾーン 1 に配置し、ゾーン 1 に固定したフロントエンド IP を持つ Standard ロード バランサーで負荷分散する。
- D6 台の VM を 3 つの可用性ゾーンへ均等に分散して配置し、ゾーン 1 の単一の VM に構成したリバース プロキシから各 VM へ振り分ける。
正解:B
解説
単一ゾーンの障害に耐えるには、VM を複数の可用性ゾーンに分散し、トラフィックの入口も特定のゾーンに依存しない構成にする必要があります。ゾーン冗長のフロントエンドを持つ Standard ロード バランサーは、正常性プローブで障害ゾーンの VM を検出して残りのゾーンへ振り分けます。可用性セットは同一データセンター内の障害ドメインや更新ドメインでの分散であり、ゾーン障害からの保護は提供しません。ゾーン指定(zonal)のリソースは、そのままではゾーン障害に耐えません。なお、可用性ゾーンはリージョン全体の障害には対応しないため、その場合は別リージョンへの DR が必要です。
選択肢ごとの解説
- A誤り。可用性セットは障害ドメインと更新ドメインでラック単位のハードウェア障害やメンテナンスの影響を抑える機能で、特定の可用性ゾーンを指定した配置ではありません。可用性ゾーン全体の障害時には全 VM が影響を受ける可能性があります。
- B正しい。VM を 3 つのゾーンに分散し、ゾーン冗長のフロントエンドで入口も複数ゾーンにまたがるため、1 つのゾーン障害でも残りのゾーンの VM でサービスを継続でき、単一障害点もありません。
- C誤り。全 VM と固定したフロントエンドがゾーン 1 に集中しており、ゾーン 1 の障害で Web 層が全停止します。ゾーン指定のリソースを 1 つのゾーンに置くだけでは、ゾーン障害への耐性は得られません。
- D誤り。VM を 3 つのゾーンに分散していても、振り分けを担うリバース プロキシがゾーン 1 の単一 VM であり、ゾーン 1 の障害で入口が失われます。入口を単一障害点にしない要件を満たせません。