平成28年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問17
テクノロジ/ネットワークTCPヘッダとUDPヘッダの両方にあるフィールドはどれか。
出典:平成28年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問17
- ア宛先IPアドレス
- イコントロールフラグ(SYN,ACKなど)
- ウシーケンス番号
- エチェックサム
正解:エ
解説
TCPとUDPは,どちらもIPの上位に位置するトランスポート層のプロトコルであり,ヘッダには送信元ポート番号,宛先ポート番号,チェックサムといったフィールドが共通して含まれます。一方,コネクション型で信頼性のある通信を実現するTCPだけが,順序制御のためのシーケンス番号やコントロールフラグ(SYN,ACKなど),ウィンドウサイズといったフィールドを持ち,コネクションレス型で軽量なUDPにはこれらのフィールドはありません。また,宛先IPアドレスはIPヘッダに含まれるフィールドであり,TCP・UDPどちらのヘッダにも含まれません。
選択肢ごとの解説
- ア誤り。宛先IPアドレスは,トランスポート層のTCP・UDPヘッダではなく,その下位に位置するIPヘッダに含まれるフィールドです。
- イ誤り。コントロールフラグ(SYN,ACKなど)は,コネクションの確立・切断などの制御を行うTCPヘッダに固有のフィールドであり,コネクションレス型のUDPヘッダにはありません。
- ウ誤り。シーケンス番号は,データの順序制御や再送制御を行うTCPヘッダに固有のフィールドであり,UDPヘッダにはありません。
- エ正しい。チェックサムは,データの誤り検出のためのフィールドであり,TCPヘッダとUDPヘッダの両方に共通して含まれています。