令和5年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問21
テクノロジ/コンピュータ構成要素RISC-V の説明として,適切なものはどれか。
出典:令和5年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問21
- アオープン標準として提供されている,命令セットアーキテクチャである。
- イ学術研究には無償で使用でき,商用のライセンス料も安価に抑えられている。
- ウ機器制御に特化した機能をもつ,産業用組込みコントローラーである。
- エソフト IP として有償でライセンス提供されているプロセッサである。
正解:ア
解説
RISC-V は,カリフォルニア大学バークレー校で開発され,現在は RISC-V International が管理しているオープン標準の命令セットアーキテクチャ(ISA)です。仕様が公開され,ライセンス料を支払うことなく誰でも自由に実装・拡張できる点が最大の特徴で,基本命令セットに必要な拡張を組み合わせて用途に応じたプロセッサを設計できます。
選択肢ごとの解説
- ア正しい。RISC-V はオープン標準として仕様が公開されている命令セットアーキテクチャであり,自由に実装できます。
- イ誤り。学術利用のみ無償で商用は有償という条件のプロセッサ IP は存在しますが,RISC-V の ISA は商用利用も含めてライセンス料が不要です。
- ウ誤り。RISC-V は特定用途向けのコントローラー製品ではなく,組込みからサーバまで幅広く使える汎用の命令セットアーキテクチャです。
- エ誤り。ソフト IP として有償でライセンス提供されるプロセッサは Arm の Cortex シリーズなどが代表例で,RISC-V の ISA 自体は有償ライセンスではありません。