平成24年度 秋期 ITパスポート試験 問92
マネジメント/プロジェクトマネジメント【中問B(問89〜92の共通文章)】 交通費申請システムの導入の検討に関する次の記述を読んで,四つの問いに答えよ。 S 社の企画部では交通費申請システムの導入を検討している。企画部の A さんは,上司の B 課長から“先日のシステム導入検討会の内容をまとめてほしい。まずは,交通費申請に関する現在の問題点とシステムへの要望を整理して,システムがもつべき機能を洗い出すことから始めてはどうだろうか。そして,システム導入の目的を明確にしていくことが大切だね。”との指示を受けた。システム導入検討会のメモは,次のとおりである。 〔システム導入検討会のメモ〕 (1) 利用区間と申請された金額が正しいかどうかの確認に,最も多くの時間を掛けている。 (2) 市販のソフトウェアを利用すれば,システム導入費用が安くなるはずである。 (3) 数日分をまとめて申請できる方法があってもよい。 (4) 申請書類に記入するべき項目が記入されていないなどの書類の不備が多い。 (5) 申請書類の計算ミスが多くて,承認までに時間が掛かっている。 (6) システム導入後も,申請書類の不備やミスは本人が修正して再度提出する。 (7) 過去に申請したデータを再利用して申請したい。 (8) 申請後に申請した交通費がいつ支払われるのかが分かるとよい。 (9) システム導入時には説明会を開いてほしい。 【設問】A さんは,システム導入の目的を“申請手続の効率化”にしたいと考えた。この目的に基づいてシステム導入を進めるに当たり,優先して取り組むべきこととして,適切なものはどれか。
出典:平成24年度 秋期 ITパスポート試験 問92
- アシステム説明会を多く開催して,全社員がシステムを使えるようにすること
- イ市販のソフトウェアを利用して,できるだけ安くシステムを導入すること
- ウ電子メールを利用して,交通費が支払われる日を連絡すること
- エ利用区間から金額を設定する機能を導入して,その自動化を図っていくこと
正解:エ
解説
システム導入の目的は“申請手続の効率化”なので,申請に掛かる手間や時間を減らす取組みを優先します。メモ (1) のとおり,利用区間と金額の確認に最も時間が掛かっているため,利用区間から金額を自動で設定する機能で自動化を図ることが,目的に最も合った取組みです。
選択肢ごとの解説
- ア誤り。説明会は導入時の周知であり,申請手続そのものを効率化するものではありません。
- イ誤り。安く導入することは費用面の希望であり,“申請手続の効率化”という目的に直接応えるものではありません。
- ウ誤り。支払日の連絡は利便性の向上であり,申請手続の効率化にはつながりません。
- エ正しい。金額設定の自動化は,確認に最も時間が掛かっている作業を減らし,申請手続の効率化に直結します。