過去問ドリル

LinuCレベル1 Linuxのインストールと仮想マシン・コンテナの利用 問29

Linuxのインストールと仮想マシン・コンテナの利用/ブートプロセスとsystemd

systemdを採用したシステムで、稼働中のシステムを、シングルユーザモードに相当するレスキューモードへ今すぐ切り替えるコマンドとして適切なものはどれか。

当サイトのオリジナル問題(LinuCレベル1の出題範囲「Linuxのインストールと仮想マシン・コンテナの利用」に対応。実際の試験問題ではありません)

正解:D

解説

systemdでは、従来のランレベルに相当する状態をターゲットで表し、シングルユーザモードに相当するのが rescue.target です。systemctl isolate を使うと、指定したターゲットとその依存ユニットだけを起動し、それ以外のユニットを停止して、稼働中のシステムをその状態へ切り替えられます(systemctl rescue でも同じ切り替えができます)。一方、systemctl set-default は次回以降の起動時に使う既定のターゲットを変更するもので、その場の状態は変わりません。ブート時に一度だけレスキューモードで起動したい場合は、ブートローダでカーネルパラメータに systemd.unit=rescue.target を付ける方法もあります。

選択肢ごとの解説

  • A誤り。set-default は次回以降の起動時の既定ターゲットを変更するコマンドで、稼働中のシステムの状態はその場では切り替わりません。
  • B誤り。enable はユニットを起動時に自動で開始するよう登録するためのもので、今すぐレスキューモードへ切り替える操作ではありません。
  • C誤り。multi-user.target はGUIを持たない複数ユーザー向けの通常の動作状態で、シングルユーザモード相当ではありません。
  • D正しい。systemctl isolate rescue.target で、稼働中のシステムをレスキューモード(シングルユーザモード相当)へ切り替えられます。
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