LinuCレベル2 ネットワーク構成 問17
ネットワーク構成/高度なネットワーク構成IPv6のリンクローカルアドレスfe80::1へpingで疎通確認をしたい。その際に必要となることとして適切なものはどれか。
当サイトのオリジナル問題(LinuCレベル2の出題範囲「ネットワーク構成」に対応。実際の試験問題ではありません)
- AリンクローカルアドレスはICMPv6に応答しないため、グローバルアドレスを先に割り当てる
- B同じアドレスが複数のリンクに存在し得るため、fe80::1%eth0のように送出インタフェースを指定する
- Cリンクローカルアドレスはルーターを経由して届くため、先にデフォルトゲートウェイを設定しておく
- DIPv6ではICMPが無効化されているため、先にsysctlでnet.ipv6.icmp.echo_ignore_allを1にしておく
正解:B
解説
fe80::/10のリンクローカルアドレスは、各リンク(インタフェース)の中だけで有効なアドレスです。複数のインタフェースを持つホストでは、同じfe80::1がどのリンク上の相手を指すのかを決められないため、宛先に「%インタフェース名」のゾーンIDを付けるか、pingの-Iオプションで送出インタフェースを指定します。リンクローカルアドレスはルーターを越えないため、疎通確認にデフォルトゲートウェイは関係しません。
選択肢ごとの解説
- A誤り。リンクローカルアドレス同士でもICMPv6のエコー要求・応答は通常どおりやり取りでき、グローバルアドレスは不要です。
- B正しい。リンクローカルアドレスはリンクごとに有効なため、%eth0のようなゾーンIDや-Iで送出インタフェースを指定します。
- C誤り。リンクローカルアドレスはルーターを越えて転送されず、同じリンク上の相手とだけ直接通信します。
- D誤り。echo_ignore_allを1にするとエコー要求に応答しなくなる設定で、疎通確認のために有効にするものではありません。