LinuCレベル3 プラットフォームスペシャリスト プラットフォームの運用管理 問35
プラットフォームの運用管理/インフラプロビジョニングの自動化AnsibleのダイナミックインベントリDynamic Inventoryの目的として適切なものはどれか。
当サイトのオリジナル問題(LinuCレベル3 プラットフォームスペシャリストの出題範囲「プラットフォームの運用管理」に対応。実際の試験問題ではありません)
- APlaybookの実行前に全管理対象ホストへのSSH接続を並行して確認し、接続に失敗したホストを自動的に対象から除外する
- Bクラウド環境やCMDBなどの外部ソースからホスト情報を動的に取得し、手動で静的ファイルを更新しなくても最新のインベントリを使えるようにする
- CAnsible Vaultで暗号化されたインベントリファイルをPlaybook実行時に自動的に復号して使用できるようにする
- Dインベントリファイルに書かれたIPアドレスをFQDNに変換し、ansible.cfgで設定したDNSサーバーを使って名前解決を行う
正解:B
解説
ダイナミックインベントリ(Dynamic Inventory)は、AWS EC2・GCP・Azure等のクラウドAPIやCMDB等の外部ソースをインベントリプラグイン(またはスクリプト)経由で呼び出し、実行時点のホスト情報を動的に生成する仕組みです。インスタンスが増減するクラウド環境では、手動で静的インベントリファイルを更新する代わりに、実態に合ったホスト一覧を自動取得できます。ansible.cfgの[inventory]セクションやansible-playbook -i オプションでプラグインやスクリプトを指定します。
選択肢ごとの解説
- A誤り。SSH接続の事前確認はansible all -m pingなどで行う機能であり、ダイナミックインベントリとは別のものです。ダイナミックインベントリはホスト一覧の取得元を外部ソースにする仕組みです。
- B正しい。ダイナミックインベントリはAWSやGCP等のAPIを使ってホスト情報を実行時に動的生成し、静的ファイルの手動更新を不要にします。クラウド環境で特に有効です。
- C誤り。Ansible Vaultの復号はダイナミックインベントリとは独立した機能で、--vault-password-fileや--ask-vault-passオプションで制御します。
- D誤り。DNS名前解決はAnsibleの内部処理やOSのリゾルバが担います。ダイナミックインベントリはホスト情報の取得元を動的化する機能であり、IPアドレスとFQDNの変換とは異なります。