LinuCレベル3 プラットフォームスペシャリスト プラットフォームの運用管理 問34
プラットフォームの運用管理/バックアップツールの利用SELinuxを有効にしたRHEL 9のサーバーから、同じくSELinuxを有効にしたバックアップサーバーへ、rootの権限でrsync -aを使って /var/www を複製している。復元したときにファイルのSELinuxコンテキストも元どおりになるよう、コンテキストも保持して複製したい。rsync -aに加えるオプションとして適切なものはどれか。
当サイトのオリジナル問題(LinuCレベル3 プラットフォームスペシャリストの出題範囲「プラットフォームの運用管理」に対応。実際の試験問題ではありません)
- A-X(--xattrs)
- B-A(--acls)
- C-H(--hard-links)
- D-S(--sparse)
正解:A
解説
SELinuxのコンテキストは、ファイルの拡張属性(security.selinux)として保存されています。rsyncの-a(アーカイブモード)は所有者やパーミッション、タイムスタンプ等を保持しますが、拡張属性・ACL・ハードリンクは含まないため、必要に応じて-X・-A・-Hを追加します。-Xを付けると拡張属性が複製され、rootで実行した場合はsecurity名前空間の属性も対象になるため、SELinuxのコンテキストを保持できます。なお、復元後にコンテキストが意図と違っていた場合は、restoreconでポリシーに定義された既定のコンテキストへ付け直せます。
選択肢ごとの解説
- A正しい。-Xは拡張属性を複製するオプションで、rootで実行すればsecurity.selinuxに保存されたSELinuxのコンテキストも保持されます。
- B誤り。-Aは、POSIX ACL(getfaclで表示されるアクセス制御リスト)を複製するオプションです。SELinuxのコンテキストは複製されません。
- C誤り。-Hは、転送元でハードリンクになっているファイルを、転送先でもハードリンクとして再現するオプションです。SELinuxのコンテキストとは関係しません。
- D誤り。-Sは、中身の大部分が空のスパースファイルを、転送先でもスパースファイルとして効率よく作成するオプションです。SELinuxのコンテキストは複製されません。