LinuCレベル3 プラットフォームスペシャリスト プラットフォームの運用管理 問24
プラットフォームの運用管理/バックアップツールの利用「rsync -a <オプション> /data/ /backup/2026-09-26/」で毎日の世代バックアップを日付ごとのディレクトリに取得する。前日から変化の無いファイルは新たにディスク容量を消費せず、しかも各世代のディレクトリはそれ単体で完全なファイル一式として参照できるようにしたい。指定するオプションとして適切なものはどれか。
当サイトのオリジナル問題(LinuCレベル3 プラットフォームスペシャリストの出題範囲「プラットフォームの運用管理」に対応。実際の試験問題ではありません)
- A--compare-dest=/backup/2026-09-25
- B--link-dest=/backup/2026-09-25
- C--backup --backup-dir=/backup/2026-09-25
- D--hard-links
正解:B
解説
rsyncの --link-dest に前回の世代のディレクトリを指定すると、転送元と内容・属性が一致するファイルは、コピーする代わりに前回の世代のファイルへのハードリンクとして作られます。変化の無いファイルは容量をほとんど消費せず、各世代のディレクトリには全ファイルがそろうため、任意の世代をそのまま参照・復元できます。古い世代のディレクトリを削除しても、他の世代から参照されているファイルの実体は残ります。同じファイルシステム上でないとハードリンクは作れない点に注意します。
選択肢ごとの解説
- A誤り。--compare-destは、比較先と同じファイルを転送先に作らないオプションです。変化の無いファイルが新しい世代から欠けるため、単体で完全なファイル一式になりません。
- B正しい。--link-destは変化の無いファイルを前回の世代へのハードリンクとして作り、容量を節約しつつ各世代を完全な形に保ちます。
- C誤り。--backup と --backup-dir は、上書き・削除されるファイルの旧版を指定したディレクトリへ退避するオプションで、変化の無いファイルの容量は節約されません。
- D誤り。--hard-linksは、転送元にあるハードリンクの関係を転送先でも保つオプションで、前回の世代とファイルを共有するものではありません。