LinuCレベル3 プラットフォームスペシャリスト プラットフォームの運用管理 問36
プラットフォームの運用管理/初期設定とインストールの自動化cloud-initの「meta-data」の役割として適切なものはどれか。
当サイトのオリジナル問題(LinuCレベル3 プラットフォームスペシャリストの出題範囲「プラットフォームの運用管理」に対応。実際の試験問題ではありません)
- A初回起動時に実行するコマンドやインストールするパッケージなど、ユーザーが定義した設定内容をYAMLまたはシェルスクリプト形式で記述するものである
- BOSの無人インストールを行うときにパーティショニングやパッケージ選択などインストーラへの回答をあらかじめ定義するファイルである
- Cクラウドプロバイダやハイパーバイザーがインスタンスに提供するインスタンスIDやホスト名などの固有情報を格納し、cloud-initが起動時に参照するデータである
- Dcloud-initデーモンの基本動作を制御するファイルで、/etc/cloud/cloud.cfgの設定をインスタンス起動後に動的に上書きするために使用する
正解:C
解説
cloud-initのデータソースは複数の構成データから成ります。meta-dataはクラウドプロバイダやハイパーバイザーがインスタンスに提供する固有情報(instance-id・local-hostname等)を格納するもので、cloud-initが起動時にこのデータを読み取ってホスト名やインスタンスIDを設定します。一方、user-dataはユーザーが定義するコマンド・パッケージ・ファイルなどの設定指示を、network-configはネットワーク設定を格納します。meta-dataはユーザーが直接記述するものではなく、プラットフォーム側から提供されます。
選択肢ごとの解説
- A誤り。説明はuser-dataの役割です。user-dataにはruncmd・packages・write_filesなどユーザー定義の初期設定処理を記述します。meta-dataはプラットフォームが提供するインスタンス固有情報の格納場所です。
- B誤り。説明はKickstart(RHEL系)・Preseed(Debian系)・Autoinstall(Ubuntu系)の役割です。OSインストーラへの回答を事前定義するファイル形式であり、cloud-initとは別の仕組みです。
- C正しい。meta-dataはクラウドプロバイダやKVM/vSphereなどのプラットフォームがインスタンスに提供するinstance-id・ホスト名等の固有情報を格納し、cloud-initが起動時に参照します。
- D誤り。/etc/cloud/cloud.cfgはcloud-initデーモンの基本設定ファイルです。meta-dataはインスタンスの固有情報を格納するデータソースであり、cloud.cfgの設定を動的に上書きするものではありません。