LinuCレベル4 システムアーキテクト ネットワークとストレージの選定 問33
ネットワークとストレージの選定/拠点内のネットワーキング複数ホストにまたがるコンテナ間通信の実装方式について、説明として誤っているものはどれか。
当サイトのオリジナル問題(LinuCレベル4 システムアーキテクトの出題範囲「ネットワークとストレージの選定」に対応。実際の試験問題ではありません)
- ADocker overlayドライバはVXLANを使ってホスト間のコンテナフレームをUDPでカプセル化し、異なる物理ホスト上のコンテナを同一のL2セグメントとして通信させる
- BDocker overlayドライバはBGPを使って各コンテナのサブネット経路を隣接ルーターへ広告することでカプセル化なしにL3転送を実現し、ホストをまたいだコンテナ間通信を可能にする
- Cflannelをhost-gwバックエンドで使う場合、全ノードが同一L2ネットワークにある必要があり、各ノードに他ノードのPodサブネット宛てのスタティックルートが追加される
- DCalicoをBGPモードで使う場合、各ノードのPodアドレスの経路情報をルーターへ広告し、オーバーレイカプセル化なしにIPパケットを直接転送できる
正解:B
解説
Docker overlayドライバはVXLANを使ってホスト間通信をカプセル化します。BGPによる経路広告でカプセル化なしにL3転送を行うのはCalicoのBGPモードの動作であり、Docker overlayドライバの説明ではありません。flannelのhost-gwバックエンドは同一L2上でのスタティックルート方式、CalicoのBGPモードは経路広告によるカプセル化なしの転送であり、それぞれ正しい記述です。
選択肢ごとの解説
- A誤り(正しい記述)。Docker overlayドライバはVXLANでL2フレームをUDPカプセル化し、ホストをまたいだL2セグメントを実現します。
- B正しい(誤っている記述)。BGPによる経路広告でカプセル化なしにL3転送するのはCalicoのBGPモードの説明です。Docker overlayドライバはVXLANカプセル化を使います。
- C誤り(正しい記述)。flannel host-gwバックエンドは同一L2ネットワーク上でのみ動作し、各ノードにスタティックルートを設定することでPodサブネット間を転送します。
- D誤り(正しい記述)。CalicoのBGPモードはPodアドレスの経路をルーターへ広告し、カプセル化なしにIPレベルで転送します。